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ここち博士のQ&A-1月
梅雨が始まり、湿度が高く暖かい日が続くと、病害虫の発生率も高まります。
愛情いっぱいに育てた植物が被害に合うのを防ぐため、予防法・対処法をご紹介します。
これから病虫害対策に是非お役立てください!!

Q 「ここち開花」ホームページ読者が困っている
”病虫害”ワースト1は「ナメクジ」!(「花広場」アンケート結果より)


「ナメクジ」を確実に駆除する方法を教えてください。

A タイプの異なる駆除剤を上手く使い分けることが大切。でも、一番は夜ナメクジが活動を始めたら、お箸でつまんで取り除くことですよ!

● なかなか駆除できない場合は3種類の駆除剤を使って
「ナメクジ」は植物の葉や株元にもぐりこんでしまうため、1種類のナメクジ駆除剤を散布するだけでは効果が出にくいことがあります。そのため、完全に退治したい場合は、下記3種類の駆除剤を、適宜使い分けてください。
1.忌避剤・・・ナメクジを寄せ付けないようにする目的(事前防止策)
2.殺虫剤・・・既に発生したナメクジを退治する目的
3.誘引剤・・・殺虫剤でも退治できなかったナメクジを外におびき出す目的
 
       (ゴキブリほいほいのようなもの)
上記は全て、お近くのホームセンターや園芸店でお求めいただけます。

ナメクジの様子を観察し、適宜使い分けてください。既に発生してしまった場合は、殺虫剤と誘引剤を合わせてご使用されることをおすすめします。

〈ビールが一番!〉
また、誘引剤としては、一般的にビールが効果的と言われております。ビンのふた等の容器にビールを注ぎ、土の高さにあわせてほった穴に容器をセットします。数日後、ビールによってきたナメクジがわなにひっかかります。簡単な方法ですので、是非お試しください。庭に植物がたくさんある場合は、数ヶ所にこのわなを仕掛けられることをおすすめ致します。

〈ナメクジは夜活動〉
ナメクジは夜活動する性質があります。夜懐中電灯で照らすと、昼間見つからなかったナメクジが発見できますので、少数の場合は、割り箸などで取って捕殺することも可能です。
また、この季節の管理方法としては、湿気が多いので、なるべくじめじめした状態が長くならないよう、水やりは朝早い時間に行うことをおすすめ致します。鉢植え等は、レンガ等を使って地面から少し離してあげることで、湿気やナメクジの発生を随分と防ぐことが可能です。
栽培環境を乾燥気味にすることも大切。鉢植え等は、レンガ等を用いて、1段高くしてあげることで、通気性がよくなり、ナメクジの発生を防ぐことができますよ。

Q 育てていたペチュニアが、一斉にヨトウムシにやられ、全て枯れてしまいました。

「ヨトウムシ」の駆除方法を教えてください。

A ヨトウムシは、発生時期の第1ピークが5〜6月になります。幼虫の成育が進むとたくさん食べるようになるため急激に葉が無くなってしまいます。

ヨトウムシ
カリブラコア・ハスモンヨトウ幼虫花食害→
● ヨトウムシの防除法
1. まず、大きな幼虫は箸でつまんで捨ててしまいます。
※大きな幼虫には殺虫剤が余り効きません。日中は土の中にもぐりこんでいるので、割り箸などで軽く土を掘ると中から出てくることがあります。
2. オルトラン粒剤を株元に適量撒きます。
※ガの幼虫など摂食性の害虫とともに、アブラムシ等吸汁性害虫の発生予防・防除 にもなります。同じ粒剤でも、ベストガード、モスピランは長く効くものの摂食性 害虫に対しては効果が低いようです。
3. ひどく発生している場合、小さな幼虫が集まっている部分にさらに市販スプレータイプ殺虫剤を直接かけてやります。
4. たくさん食べられてしまった株は枝を株元近くで切り戻してあげればまた大きくなってくれます。
※既に全体的にたくさん食べられている場合、上記1〜3を行う前にまず虫がついた枝を切り戻しましょう。

Q アジサイの挿し木について教えてください。

A 6月〜7月の蒸し暑さを感じるような季節は、大気中の湿度が高くなるため、挿し木の適期といえます。

● アジサイの挿し木
1. まず、挿し木をする鉢を準備します。アジサイのような大葉のタイプは、目安として、5号鉢に3〜5本を挿します。挿し穂の大きさは10〜12センチが目安で、最低2枚は葉がついた状態で切り取ります。
葉が大きい場合は、葉の先をハサミで半分の大きさにカットしてください。
2. 鉢には鉢底石、土を入れ、事前に十分水を吸わせておきます。
枝を鋭利なナイフで斜め切りにし、根元を水に浸しておきます。
3. 竹串などで、鉢に挿し穂の長さの半分〜3分の1くらいの深さの穴をあけます。挿し穂を挿し終わったら、鉢に霧吹きをして、透明のポリ袋で鉢ごと密封します。(ポリ袋をしない場合は、1日に何回も霧吹きをして、湿度を保つ必要があるため、ポリ袋をした方が、手間がはぶけ、また、成功率が高いといえます。)その後は直射日光の当たらない明るい場所において、発根を待ちます。
※挿し木をする直前に、発根促進剤を挿し穂の根元につけておくと、発根が促進されます。
挿し木から2週間後には、ポリ袋に10円玉ほどの穴をあけ、さらに1〜2週間後には、穴数を増やしていきます。曇りや雨の日は袋をはずすなど、徐々に外気に慣らしていくと良いでしょう。
1ヶ月後に挿し穂を軽く引いてみて、指先に抵抗感があれば、上手く根づいた証拠です。
その後は、2000倍程度の薄い液肥を与え、徐々に濃度を1000倍程度まで上げてください。

Q 温室コナジラミの良い対処法は

A 温室コナジラミは、発生初期段階以外は、駆除手段がほとんどないのが現状です。

● 事前の駆除が重要
温室コナジラミは、発生初期段階以外は、駆除手段がほとんどないのが現状です。
というのも、コナジラミ成虫は、液体の農薬をスプレー散布した場合、散布中に逃げてしまい、防除効果が劣る場合があります。
また、コナジラミが多数発生した場合、葉の裏に小さな小判型の幼虫や蛹が付いており、継続して散布しないとすぐに成虫が現れ、なかなか防除できない場合が多いのです。
植物に吸収されて長期間効果が現れるオルトラン粒剤あるいはベストガード粒材等を株元に撒くことでよく防除できます。
事前の防除を徹底することが重要です。