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ここち博士のQ&A-6月
お天気も気分も晴れない梅雨。
植物たちにとっても、高湿の影響で病害虫が発生しやすい時期です。
植物の健康管理に気を配り、この季節だからこそできる楽しい花仕事で気分転換しましょう。

Q 2年目のキリンマムガーデン

2年目を迎えるキリンマムガーデンに5月の終わりごろから蕾が膨らみ出し、次々に開花しています。 今の花が終わったら、切り戻して冬を迎えればいいのでしょうか?

A 株元から10cmくらいのところで全ての枝を切り戻ししましょう。

苗を6〜7月に植え付けた場合その年の10月頃に開花しますが、その株を越冬させると翌年は3〜4月頃から芽が伸び始め、5月〜6月にかけて咲きます。その場合、6月末までに株元から10cmくらいのところで全ての枝を切り戻しすれば、10月〜11月にかけてもう一度開花させることができます。
ただし夏の間中、ポツポツと蕾が着いてきますので、8月中は蕾を摘みとりましょう。
秋にきれいな満開を迎えるために、この時期に切り戻しすることをおすすめします。
切り戻し後は、株元に肥料を充分に与えます。秋の開花後も株元に肥料を与えて置きましょう。

Q ペチュニアの葉に薄黄色の模様が。その原因は?

ペチュニアを育てているのですが、葉に薄黄色の模様がでてきました。何が原因なのでしょうか。また、このままにしておいて大丈夫ですか?

A おそらくペチュニア・モザイク病だと思われます。周りの株に感染しないように、すぐに抜き取ってください。

症状の程度は気温など環境要因やウイルスの種類などによって変わりますが、通常、一度感染したウイルスを除くことは出来ませんので、病気の株をただちに抜き取ることが感染の拡大を防ぐ方法です。病気を防ぐには、殺虫剤で防除するとよいでしょう。
また、病気の株を切り戻したハサミで別の株を切ると伝染することがありますので気をつけてください。
ペチュニア・モザイク病とは?
葉(特に若い部位)に緑色と薄黄色の濃淡を生じるウイルス病の総称です。様々な種類のウイルスによって引き起こされます。
ペチュニア・モザイク病写真

Q 鉢植えのカーネーションを長く楽しむ方法は?

母の日にプレゼントしてもらった鉢植えのカーネーション。花の終わった後に、もう一度咲かせることはできますか?

A 6月半ば頃に、切り戻しを行ってください。

花が終わったら、茎の下から1/3ぐらいのところで切り戻してください。目安としては、6月半ば頃に切り戻すと、お盆の頃もう一度開花する可能性があります。
また、切り戻し後地植えにすると、より元気になり、来年も咲くことがありますので、是非お試しください。植え替え後は、1週間に2〜3回の割合で水を与えてください。

Q 連日の雨。こんなときにできる作業は?

A 挿し木がおすすめ。今が適期です。

梅雨の時期は、春咲きの植物の開花期が終わり、庭やベランダが一時寂しくなる季節。そんな時に集中してできる作業の一つが、宿根草やペチュニア、インパチェンス、カランコエといった草花や、バラ、アジサイ、ジンチョウゲ、ハイビスカスなど低木の挿し木です。
それぞれ 挿し木の詳しい方法は違いますが、基本的には枝の先端や茎を1〜2節切った挿し穂を挿します。この時期は湿度が高いため土が乾きにくく、また気温も適温で発根に適しています。
用土には、肥料成分を多く含まない土(木のように茎が硬くなるものは鹿沼土など、また草花等はピートモス主体のもの)を選びましょう。挿した後は半日陰の軒下など、雨が直接当たらない、風通しの良い場所に置きます。土の表面の乾き具合をみて、時々潅水して下さい。
挿し穂は、自分の持つ栄養だけで発根します。土に養分が多すぎたり、雨に長くあてたりすると腐ってしまうので注意しましょう。植物によりますが、1週間から1か月で根が出てきます。
挿し木から育てると古い株でも新しく若々しい株に変身させることができます。梅雨後の旺盛な生長ぶりが、とても楽しみです。いろんな植物でトライしてみて下さい。

Q 梅雨期の植物の健康管理のポイントは?

A 水分調整と花がら摘みで植物の健康を保ちましょう。

庭植えの植物は、梅雨の日照不足と水分過多で根が弱ることがあります。生育が悪い場合は、肥料を多く与えるのではなく、雨に当てず、一度乾かすような管理をしてみて下さい。
咲き終わった花が自然に落ちない植物は、花がらが雨に打たれると、灰色かび病の発生の原因になります。梅雨時は特に、できるだけこまめに花がらを摘み取りましょう。

Q 春咲き植物の、花後の管理は?

A 種の保存や、植え替えをしましょう。

春に旺盛に咲いたパンジーやリナリアなどの株に、種子ができている場合が多く見られます。枝ごと切取って乾燥させてから種子だけ取り出し、秋に庭に播くと、次の年には自然に花が咲いてきます。
「母の日」にもらったポットカーネーションも、庭に植え替えることで、また花が咲いてきます。

Q 梅雨時に特に注意すべき病虫害は?

A
ニチニチソウ疫病
ニチニチソウ疫病
カビの繁殖が盛んになる時期。こまめなチェックを。

比較的暖かく雨の多い梅雨時は、高温多湿を好むカビが植物に繁殖しやすくなる時期です。特に露地植えにしたニチニチソウでは,主に茎頂から茎葉が黒褐色に枯れる疫病が出ることがあります。土の中に疫病菌が多くいると、はね散った雨水を介して植物に感染します。
枯れた部分を見つけたらすぐに取り去ることで対処しますが、もし多発するようでしたら、株を替え、新しい用土・プランターを用いて再チャレンジしてみてください。

Q 病虫害の予防、防除対策は?

A
カーネーションに発生したアブラムシ
カーネーションに発生した
アブラムシ
病気の予防は枯れ葉の除去と花がら摘みで。
アブラムシなど害虫には殺虫剤を。


カビなどの病気への対策の基本は、病気の種類に関わらず、枯れ始め部分や株をこまめに取り除くことです。
花がらや土に付着した古い葉は普段からこまめに、また、元気だった葉が部分的に枯れ始めたり、斑点が出来ているのを見つけたらすぐに取り除いてやります。
害虫に対しては、殺虫剤(粒剤)を予め株元に撒いておくと虫がつきにくくなります。また、伝染源となる付近の雑草は刈り取っておきましょう。
もし、アブラムシやハダニなどを見つけたら市販の殺虫剤・殺ダニ剤を1週間程度おいて2、3度散布してやります。ウイルスによる植物の病気を防ぐ意味でも害虫、特にアブラムシの防除は重要です。